わたしは2021年度から、KUA(京都芸術大学)通信教育部のイラストレーションコースで、イラストの勉強をしています。
3月で冬期の授業が終わり、4月からは2年目に入ります。
この記事では、冬期の授業でわたしが制作した課題の公開と、そこからのふり返りをおこなっています。授業ではどんな課題が出るのかな?と興味がある人の参考になれば幸いです。
入学1年目の冬期に履修した科目
わたしが履修した科目は下記になります。(※単位がとれたもの)
- イラスト実習Ⅰ
- デジタル演習BⅡ
- 人物キャラクター基礎Ⅱ
- イラスト実習Ⅱ
- 書籍イラスト
- アートディレクション
今回公開する科目の多くは、2年次に割り当てられるものです。
ひとつひとつに条件や仕様が設定され、仕事で描くことやユーザーがいることを意識させるものだと感じました。
では、今回制作した作品を見ていきましょう。
制作した課題作品
わたしが描いた課題のイラストです。あくまで一例なので参考程度に見てください。
イラスト実習Ⅰ
課題:イラストの制作
指定の条件でイラストを描く課題です。
構図や色の効果を考えながら制作しました。1年次の科目のうち、何を描くか一番悩んだ課題でした。
デジタル演習BⅡ(イラストレーター)
課題:Illustratorを使ったイラストの制作
誘目性をテーマに作りました。
習った機能を使って描く…となると難しかったです。Illustratorを効率的に使えればデザイン系の仕事全般で役立つので、よく使う機能は身につけておきたいと思いました。
人物キャラクター基礎Ⅱ
課題:指定の人体を描く
指定に合わせてキャラクターを描く課題です。
動きをつけた絵よりも直立姿勢のほうが、左右のバランスを見る必要があって難しかったです。
イラスト実習Ⅱ
課題:世界観に沿ったイラストの制作
秋期に取り組んだ「世界観表現・コンセプトアート」に似た課題です。一枚絵ではなく設定画のイラストです。
リサーチ対象はあまり詳しくないモチーフでしたが、調べるうちに興味分野とつながる点もあり楽しかったです。
書籍イラスト
課題:書籍用のイラストの制作
書籍のためのイラストを制作する課題です。
指定されたジャンルがあまり読んだことのないもので、雰囲気をつかむため書店に足を運んだりしました。
この課題では、自分の絵柄を出しつつ媒体に合わせて表現できたと思います。
設定からビジュアルを考えたり、物語のいち場面を描くのがもともと好きなので、楽しみながら取り組めました。
アートディレクション
課題:仕様書に沿ったイラストの制作
仕様書に合ったイラストを制作する課題です。
イラスト自体は思った色味が出せて気に入っています。しかしジャンルのリサーチ不足で、求められる雰囲気とはちょっと離れてしまいました。
まとめ:媒体の雰囲気を知る
今回の課題はどれも、資料集めやアイデア出しの段階から時間をかけて取り組みました。
そのおかげか、人物キャラクター基礎Ⅱ・イラスト実習Ⅱ・そして書籍イラストの作品を、2022年度の参考作品に使用してもらえることになりました。3つとも自分の絵柄を出しつつ描けた感覚があるので、とても嬉しいです。今後の制作のモチベーションにも繋がりました。
課題内容としては、製品のための仕様がだんだんと盛り込まれ、実際の仕事での制作に近づいてきたと感じます。媒体が求める雰囲気やルールに沿った上で、自分の絵柄を出す意識が求められました。
媒体を理解し寄り添うことが重要で、それには媒体自体のリサーチも欠かせません。世代や興味の範囲が自分と被らないと雰囲気を掴むのが大変だと思いました。
反対に、自分がもともとよく知っていたり、自分の作品と雰囲気の近い媒体であればその時間を短縮できるので、普段からいろいろなところに興味を持っておきたいです。
あとやはり、前回も描いたように基礎部分をしっかり固める必要を感じました。クセで描いていたり、理論的に不自然なところは直していきたいです。
自分はどこが未熟でどう学べば身につくのか、いろいろ分析して試したいですね。
以上、京都芸術大学通信教育部、イラストレーションコースの1年目冬期課題を終えての記事でした。
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