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無料でイラストをダウンロードできる「イラストAC」に、イラスト提供をしています。この記事では、イラストACへ登録してから、およそ4ヶ月経過した時点での状況をまとめています。
過去の記事も参考にどうぞ。
はじめて4ヶ月のランキング
管理ページで確認できる、8/17時点でのランキングを見てみましょう。
イラスト掲載数
現在のイラスト提供数は423点です。(うちEPSファイルは325点)
前回確認した6月には281点でしたから、そこから142枚の追加です。そこそこの数になってきました。
また、NICE!(Twitterの「いいね」にあたり、ポイントとは関わってきません)や、ファンの人数も増えてきました。
ダウンロード数
ダウンロード数は6月時点から大幅に増え、もうすこしで累計4000回に迫っています。
提供している素材数は全部で400点ほどなので、ざっくり平均すると一つの素材につき9回ダウンロードされていることになります。(実際にはもっと偏りがあります)
始めて1ヶ月時点では素材数201点に対してダウンロード数は416回、一つの素材につき平均2回ほどダウンロードされている感じだったので、そこからだいぶ上がってきたと言えます。一度登録すれば在庫等の心配がないのは、ストック系コンテンツの強みですね。
ポイントの推移については後ほど詳しく考察しますが、直近では徐々に下がってきています。
海外サイトダウンロード数
こちらもダウンロード数が増えてきました。
余談ですが、最近の海外ダウンロード数はなぜか4の倍数固定になるようで、クリエイターの間でもときおり話題になっています。
現在のポイント
現在のポイントは、累計19,000ポイントほどになりました。
6月にまとめた時は4,200ポイントほどでしたから、それから10,000ポイント以上増えたことになります。大幅な上昇です。
イラストACを始めて2ヶ月目の6月、「集計前の数日でのダウンロード数が異様に高い」という話をしました。下のグラフの真ん中あたりですね。そのときは一時的なものだと考え、そのあとやはり元の値あたりまで下がっていました。
しかしそれ以降から値の変化が激しくなっています。想像ですが、①サービス側のダウンロードポイントが変更され(単価が上がった)、②夏に入りスイカ系の素材の需要が伸び、③検索上位に表示されるようになったことが、この変化の激しさを生んだものと考えています。
そしてグラフからもわかる通り、現在は徐々に元の値に戻ってきています。スイカの需要が下がり、それに続くヒットがないので、わかりやすく下降していますね。
ちなみにそこそこのポイントになったので、数回換金しています。都度手数料がかかるため、ある程度まとめて換金したほうがお得です。
人気の傾向と考察
よくダウンロードされるイラスト
わたしが提供している中で一番ダウンロードされているのは、今回もスイカのイラストです。
このイラストだけダントツのダウンロード数なので、このまま不動かもしれません。
興味深いのは、本のクリップアートのダウンロード数が増えてきたことです。
どういった需要なのか想像できずにいて、レパートリー展開に悩んでいます。読書会のチラシなどで使うのかもしれません。
PNGやベクターがあることでダウンロード数が上がる?
1つの素材が同日に複数回ダウンロードされることがよくあります。各イラストのダウンロードページを見ると、ダウンロードのボタンはJPEG、AI、PNGのそれぞれで分かれています。3種とも提供していれば、同じ素材でも同じ人から最大3回ダウンロードされる可能性があるということですね。ベクターを使えれば他の形式は不要な気もしますが、無料なのでとりあえずダウンロードしてくれる率が高いのでしょう。
用意できるなら、データ形式を3種揃えておくほうがダウンロードしてもらえる率が高そうです。
前回の考察から変えたこと、変えなかったこと
前回の考察では、
- 柄もの、季節もの、よくダウンロードされるタッチの素材を増やす
…ということでしたが、クリップアート系のイラストを描くのにハマってしまい…。上記のような需要を考えた変更は、今回はしませんでした。
もともとストックイラストには、あまり労力をかけずに取り組みたいと考えています。現状のコンテンツのままダウンロード数を上げられないか。ということで、今回は以下のアクションを取り入れました。
- お知らせ用のTwitterアカウントを開設
- プロフィールページの記載を充実
- 英語圏向けに宣伝
お知らせ用のTwitterアカウントを開設
イラストACではプロフィール欄に、Twitterアカウントを表示できます。Twitterでフォローしてもらえば新着イラストをいち早くダウンロードしてもらったり、ツイートから新規ユーザーを獲得できるのではないか…?と思い、ストックイラスト用のアカウントを作りました。
プロフィールページの記載を充実
イラストACのプロフィール欄には、自由に入力できるスペースもあります。わたしは簡単なあいさつしか書いていませんでしたが、ほかのクリエイターさんがリンクをつけているのを見かけて、さっそくやってみました。
いまはこのwebサイトと、イラストAC内のカテゴリページへのリンクを付けています。素材数が多くなってきたので、埋もれた素材を再発見してもらおう、というねらいです。
イラストレーター ユウダイさんのプロフィール/無料イラストなら「イラストAC」をイラストACでチェック!
英語圏向けに宣伝
わたしはイラストACの素材は、海外サイトへの掲載も許可しています。もともと海外のフォロワーさんもいるので、国外へ向けて発信するメリットはあると考えました。
具体的には、前述のイラスト用ツイートには英語のタグも入れて、Tumblr(英語圏ユーザーの多いブログサービス)でも英語で紹介しています。
変えたことによる変化
さて、こういったアクションを取り入れてみて、「ダウンロード数増えました!」と報告できれば嬉しかったのですが…。
やる前と同程度のダウンロード数に戻りつつある現状を見るに、上記のどれも今のところ効果はない、ということになります。
それぞれを分析してみると、
- ユーザーよりもクリエイター同士の交流に使われている→情報収集の側面が大きい
- Twitterからのクリック数はそこそこある→もしかしたら会員の人がダウンロードしてくれているかも
カテゴリリンク
- そもそもプロフィールまで確認する人は少ないかも
- 機能的には関連付けと重複する面もあるが、同系統の素材がまとめてダウンロードされることもあり、入れておいても損ではない
英語圏向けの宣伝
- Twitterの英語タグは、英語圏のクリップアート系サービスのアカウントからいいねをもらえている→RTなどはないが、インプレッションに効果がありそう
- Tumblrは一度宣伝したきりなので効果は不明→宣伝専用のブログを作ってもいいかも
これらのねらいはコンテンツを変えずに、広報や動線的な部分に力を入れて、求めている人を誘導できれば…というものでした。
やっていて気づいたのは、利用シーンやターゲットを想定しないと、宣伝も漠然としたものになりどこにもひっかからないな…ということです。そこにはやはり需要を考えるという工程が不可欠で、今あるコンテンツがどういった理由で求められるのかを、じっくり分析する必要がありそうでした。
まとめ:分析と想定を基本にする
毎回似たようなまとめになっていますね。需要を考えることが、基本でありもっとも難しい点だと実感しています。
需要を考えてから制作したほうが適切ですが、予想とずれたときにその理由を分析できれば、次はよりよいコンテンツを制作できそうです。何かに使われるからこそ成り立つコンテンツなのだな、と改めて感じました。どうもアート寄りに考えがちなので、デザイン的思考を基本に取り組みたいところです。
また区切りのいいときに報告できればと思います。
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