【3600体目】ペンを変える【ジェスチャードローイング】

ジェスドロ3600体目振り返り 学び
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短時間で対象を描く「ジェスチャードローイング」、3600ポーズ目まで来ました。

▼過去のジェスチャードローイング関係の記事はこちら

ジェスチャードローイング
「ジェスチャードローイング」の記事一覧です。

ドローイングをする目的

わたしは「イメージをシンプルに描きだす」ためにジェスチャードローイングを続けています。

現在の目標としてはMatt Jonesさんのドローイングを参考に、表情も含めてジェスチャーの意図が伝わる描き方を目指しています。

今回の記事では、前回のふり返りで出てきた悩みを元に
・頭部(と顔)を描けるようにする
・読み取りやすさを上げる
…を目標に試してみたことをまとめています。

補足:この記事でのジェスチャードローイングは、以下の条件で取り組みました。
・30秒ドローイング
・デスクトップ版Photoshop
・WACOM Intuos(板タブレット)

頭部と顔を描く

まずは、「頭部(顔)を描くのが難しい」という悩みです。

目標にしているJonesさんが頭部をどう描いているかを再確認しました。
いろいろな描き方をされているなかで、わたしはシンプルな楕円形で描いているものに注目しました。動画で見たところ、その楕円(または首部分で切れたC字型)を描いたあと顔を描き足しているようです。

▼Gesture Drawing Class #7 Warm up sketches from female model

Gesture Drawing Class #7 Warm up sketches from female model

また、偶然アニメーターの立中さんの動画を見たので、それも参考にしました。
これは目の配置で角度を出す方法で、短い時間でも描けそうだと思いました。

▼ラクガキ雑談#62:目・目線を描き入れる ーコスパよく情報を描きとめるお勧めティップス!

ラクガキ雑談#1:たてなかさんは、野球少年だったのか!?
変更ポイント:
・頭部は楕円で描く
・顔パーツの配置で角度を表現する

読み取りやすさを上げる

次に、「線が読みとりづらい」という悩みがありました。
これは単純に画材の話で、ブラシや筆圧の設定がうまくいっていません。

ここでもどんな線が出せればいいかということで、まずJonesさんのドローイングを見返しました。画材に注目すると、参考にしているアナログのドローイングは、おもにサインペンに近いものを使っているようです。
サインペンは濃さが一定で、太さは少しだけ筆圧の影響を受けます。それまで使っていたのはもっと太さの強弱がつくブラシだったので、設定を変えてサインペンに近いものを使うことにしました。

もうひとつ見直したものとして、タブレットのペン先があります。
アナログで描くときとデジタルのときとで、ペンを滑らせる感覚が違うことが気になっていました。デジタルだと線が思ったように引けずにいたので、ペン先を変えてみることにしました。

変更ポイント:
・ブラシとペン先を変更してサインペン風の描き味をつくる

▼ちなみにブラシこんな感じです。少しだけ太さの強弱がつきます


ペン先はすべる感じが描きづらいため、摩擦が出るハードフェルト芯に変更しました。

▼参考にした記事:wacomのペンタブ用替え芯、フェルト芯とエラストマー芯は何が違うのか

https://everyday-holiday.org/2021/09/03/wacom-pen-nibs/

今回のドローイング

変更をふまえて、3600体目あたりまでのドローイングをかいつまんで見てみましょう。

3400体目

ブラシは変更前です。目の配置で頭部の角度を表す描き方を試している頃です。

3470体目

ここでソフト内のブラシ設定をサインペン風に変えました。

タブレットのペン先はフェルト芯の前に、エラストマー芯というのを試しています。標準の芯とあまり変わらない感覚でした。

3536体目

ブラシを変更したことで、筆圧を気にしすぎず描けるようになりました。芯もフェルト芯に変えて、アナログの描き味に近くなりました。

また、頭部を丸で描く方法で全身を描ききれるようになってきました。

一方で、頭部の微妙な角度や手足の仕草といった、細かいところをよく見ないで想像で描いてしまっていると気づきました。

3570体目

資料をよく見るように意識していた頃です。

細部まで意識が行き渡るようにはなったんですが、線がヘニャッとするようになってしまいました。丁寧に描こうとして線を引くスピードが落ちていたようです。

3593体目

どう引くか決めることに時間をかけるようにして、線の一本ずつはスピード感をもたせるようにしました。

ふりかえり

身についたこと
頭部と顔まで描き切れるようになってきました。
ブラシを変えたことで、太さ(筆圧)を気にせずジェスチャーの描き出しに集中できるようになりました。

まだ難しいと感じたところ
頭部位置がずれることがあります。以前からありましたが、ずれ方に一定のルールがあるように思いました。
また、着衣はどこを描くかで悩むことが多く、難しいです。

次に試したいこと
頭部のズレは自分の描きづらいポーズで起きているようなので、そのポーズの描き方を練習するのが良さそうです。
着衣は服装によって描けるとき・描けないときがありました。構造の理解に頭が向きがちのようなので、シェイプで捉える意識をもちたいです。

まとめ

今回のドローイング、なぜ急に3400体目からなのか気になった方もいるでしょうか?

これは、前回のふり返りまとめ中にドローイングも続けていた影響です。ふり返り内容を反映しないで描くだけの期間ができてしまったんですね。
毎日描くリズムを崩したくないなと思ってそうしていたんですが、何となく続けただけで変化は見られませんでした。

ふり返り内容を反映することで効果が出るので、振り返っている間はドローイングをストップするのがよさそうです。

またドローイングが進んだら共有したいと思います。
以上、ジェスチャードローイング3600体目のふり返りでした。

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