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こんにちは、ハチノ(@yudai_hachino)です。
突然ですが、みなさんはよく散歩しますか。
わたしはコロナ禍になってからよく散歩するようになり、そこで初めて、家の近所にどんな植物が自生しているかを知りました。よく見ると形や色がおもしろくて、創作意欲にも繋がりました。
今回はそういった実際の散歩に限らず、もっと広い意味での「さんぽ」を紹介したいと思います。
普段の生活のすぐそばに、「さんぽ」できる道が隠れているかもしれません。
コンテンツの世界を「さんぽ」する
まず紹介するのは、ゲームやマンガなどお気に入りのコンテンツの世界の「さんぽ」です。
映画や小説、音楽やテーマパークなどでも実践できます。「これが大好き!」というものがあればぜひ試してみてください。
コンテンツの「さんぽ」とは、分析と考察にあたります。
そう聞くと難しそうに思えますが、主要な部分以外にふと目を向けると、気づかなかったおもしろさがあったりするものです。以下に例を挙げました。
- ゲーム:フィールドの植生、建物やアイテムのデザイン、光源の位置
- 小説:キャラクターの名前や用語の意味、史実との相違、フォントや余白のバランス
- テーマパーク:エリアごとのデザインや音楽の聞こえ方、建物の配置と景色
例えば、『スプラトゥーン2』というゲームではステージにイカや海の生物をモチーフとしたデザインが入っていたり、小説『ハリー・ポッター』の登場人物の「シリウス」とはおおいぬ座の星の名前で、とある事実を暗示しています。
好きなコンテンツを深掘りすることで、ほかの分野へも興味が広がる可能性があるのです。
フィクションや架空の世界も、多くは現実の歴史や文化に着想を得て作られています。そういった要素は、わたしたちがその世界を身近に感じたり、その世界が実際にあるように思えたりする魅力へとつながっています。
活用できるツール
設定資料集、開発者のインタビュー記事、特集番組
アートワーク集やインタビュー記事は、ユーザー視点ではわからなかった情報をたくさん得ることができます。海外コンテンツは日本語訳されないこともありますが、翻訳や字幕機能を使いながらざっくりとでも見ておくと情報量が違ってきます。
おすすめ:ゲームさんぽ
近年のコンピュータゲームは映像や音楽、ストーリーや設定も凝ったものが多く、単純なゲームのクリア以外にもたくさんの要素が含まれています。
そのゲームを専門家の視点から分析するコンテンツとして、最近人気なのが「ゲームさんぽ」という企画です。少し前には書籍化も計画され、クラウドファンディングでは目標額を大幅に上回りプロジェクト達成となっていました。
「ゲームさんぽ」は、ある分野の専門家をゲストに、ゲームのプレイ画面を見て専門的な視点からコメントしてもらう動画です。遊んだことのないゲームにも興味がわく作りで、建築や歴史、気象など幅広い知識に触れることができます。
なにげなく遊んでいたゲームに、思っていた以上のこだわりが詰められていたりします。クリアしたゲームも、もう一度遊んでみたくなりますね。
図鑑で入り口を「さんぽ」する
2つ目の「さんぽ」は、図鑑によるものです。
図鑑は広く浅く情報がのっていて、興味のきっかけを得るには最適です。
画像検索や写真集よりもおすすめしたい理由は、図鑑は画像とともにその解説ものっているためです。関連用語や参考書籍を知ることができますから、気になる項目を深堀りできます。
最近は変わった視点でまとめられた図鑑や、図説タイプの本もあり、その分野についてあまり知らないときの入り口として活用できます。
おすすめ:世界の神様 解剖図鑑
この図鑑は、神話とその神々について広く知識を入れたい人におすすめです。
別の宗教の神であっても、同じモチーフを象徴したり、エピソードに共通点があったりします。この図鑑では、そういった複数の神話の神を属性や要素でまとめているところに特徴があります。
ほかファンタジー系ですと、パイインターナショナル社から出版されている書籍もおすすめです。
スチームパンクや装飾などテーマごとに出版されていて、図版も豊富で眺めているだけでもインスピレーションがわいてきます。
こちらでパイインターナショナル社のアート系のラインナップを確認できます。
知っている土地を「さんぽ」する
最後は実際に歩く「さんぽ」です。
運動のためだけではなく、わたしが経験したように、身近にありながら気づかなかったことへ目を向けるチャンスです。
実際に散歩してその土地の成り立ちを知るNHKの番組「ブラタモリ」も有名ですね。
活用できるツール
スマートフォン:カメラや検索で活用できます。googleレンズは撮った写真から植物の名前を検索できて便利です。
おすすめ:構図を意識して写真を撮る
わたしは今までカメラで撮影するとき、構図を意識して撮ることがほとんどありませんでした。対象を資料のために記録する視点で撮ることが多かったです。
しかし、一枚の作品として構図を意識するようになると、環境を見渡すようになりました。町並みのシルエットや花と草木の配置など、身近なところに絵になる場所を見つけられたのは嬉しかったです。
そこから何に魅力を感じたかを分析して、自分の絵に反映させることもできました。
町中のさんぽには、『街角図鑑』という書籍もおすすめです。街にあるブロックやコーンなど、見慣れたものがおもしろく見える楽しい図鑑です。
街角がどれほどのデザインにあふれているか、改めて感じられます。創作の上でも、生活感や「らしさ」はこういった要素から生まれてくるのだろうなと興味深く読んでいます。
まとめ:楽しさは身近に隠れている
今回は3種類の「さんぽ」を紹介しました。
「さんぽ」という言葉からは、「本格的な運動ではなくちょっと出かけてみよう」というような、気軽な印象が感じられます。
これらの良さは、同じ対象でも視点を変えれば新たな知識を得られることです。もうひとつは、知っていることをきっかけに、別の分野へも興味や理解がひろがること。
まったく新しいものに触れるのと同等に、身近にある見知ったものにも、楽しさが詰まっています。
この記事を読んだ人に、気軽に「さんぽ」する機会が増えたら嬉しいです。
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